オレンジ色の服を
  着てすわる少女

   (2015宮崎郁子制作)

 エゴン・シーレ
 《正面をむいて座る少女》
 Seated Girl Facing Front
 独 Sitzendes Mädchen,en face,1911
 水彩 鉛筆 46.5×31.8㎝
 Bayerische Staatsgemäld- esammlungen, Munich
 Gift of Sofie & Emanuel
Fohn, 1964 番号789 KM# 0322
  上記の立体作品です。

◎ 素材;石塑 布 綿
アクリル 発砲スチロール

◎ サイズ;56×64×70㎝

 この作品は,2012年に岡山芸術回廊のために《ふりかえる少年》と対の作品として 《おどろく少女》という題名までつけて,いったん完成していた作品。
  この少年少女の雰囲気が何かにとても驚いているように思え, この2体を旧内山下小学校の和室教室での展示の中心にする予定であったが, 少女の方は,なにかしっくり来なくてそのまま展示の機会もなかった。
  2015年,「犬島時間」開催間近に,築200年の古民家「円応さん」での展示が決まり, このオレンジの衣装が古民家に合うと直感して,急遽顔も作り直し,雰囲気は変えず,完成度を高めた。
 また,今回は急にひらめいたと言うこともあり,シーレ本来のテーマからは離れ, 犬島のモチーフをあしらった王冠を頭上に浮かせ,自分自身でも自由に遊んでみた。

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