ポルディの紹介


 ポルディ・ロジンスキー(Poldi Lodzinsky)は,クルマウの御者(運転手)の娘であった。1910年の夏,クルマウ滞在中のシーレと知り合った。

 1910年,ウィーンの著名な建築家であったヨーゼフ・ホフマンは,ブリュッセルのストクレ邸を飾るステンドグラスのデザインをシーレにまかせた。このとき, シーレはポルディの肖像を提出したが,採用されなかった。その肖像画は,まだ幼さの残るポルディが黒い洋服にチェックのタオルをまとっているものである。 ポルディと名付けた作品は,ほかに数点ある。
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