エディットとパウル (Paul Erdmann) (2003 宮崎郁子制作) エゴン・シーレ 伯母と甥 Aunt and Nephew 独;Tante und Neffe, 1915 木炭, 48.4×33.5㎝, アルベルティーナ素描美術館 ウィーン | ||
上記の立体作品です。 原画とは逆の方向から撮しています。 ◎ 素材;木のねんど+ラドール・布,革等 ◎ サイズ;50×60× 104cm 固定ポーズ |
シーレはエディットの甥パウルをモデルにした素描をたくさん描いています。 この素描は,エディットがカーテンを仕立て直したと言われている縞模様のドレス,パウルがセーラー服を着ています。 同じ服を着て絡み合った二人 の素描が,7点連作で「Egon Schiele :The Complete Works」Jane kallirに収められています。 また,このなかには「The Embrace (Lovers) 抱擁(恋人たち)」と名付けられた作品もあります。 パウルがまだ幼い男の子であるということを考えるとシーレの創作の根源を見る思いがします。 なお,この作品が描かれた時,同時に撮されたであろうと推測できるこの服を着ているふたりとシーレの3人が写っている写真が残ってることが, 私の想像力をおおいにかき立ててくれました。 |
「周辺のひとびと」に戻る |