☆ <Kneeling Semi-Nude>制作報告 その2

 作品が完成しました。
 結局、表面は粗い感じを残し,わりとあっさりした色づけにして,シーレの素描らしく,油彩とは違う仕上げにしました。
 エロチックなポーズではありますが,華奢なようで筋肉質で力強く中性的なシーレの魅力が出せたのではないかと思います。 顔も甘さはひかえて、シャープでどちらかといえば男性的に仕上げました。

 岡山県美術家協会展の予告がNHK「きびきびネット」(岡山エリアのニュース番組 6/7)で取り上げられましたが,この人形,顔だけちらっと出演しました。



☆ <Kneeling Semi-Nude>制作報告 その1


 2006年6月の第1回岡山県美術家協会展に出展する人形の形ができあがりました。
 発泡スチロールで形作り,薄く粘土(パジコのプルミエ)をつけ,布を貼り,また粘土をつけて,形を整えながら、布を貼りました。 この後,表面に和紙を貼って,少しすべすべした質感のところもつくろうかどうかと迷っています。
 この状態の人形は,本当にそぎ落とされたような美しさがあり,いつも、このままでも良いのではないかと思ってしまいます。 マリア像のように美しい。 (と、思っているのは本人だけかもしれませんが・・・。)
 これから,色をつけて,髪をつけ,服など着せて,俗っぽくはなりますが,親しみのあるキュートな人形に仕上げるつもりです。

 下の写真は,今(5/3)の状態の人形を前後左右から撮ったものです。




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