ウィーン旅行の報告 |
☆ ウィーンの10月 + シーレグッズ |
旅行最終日,自由行動を利用して,朝一番でトゥルンシュタットのエゴンシーレ博物館に行きました。今回は,その続きです。 |
○ 美術史美術館 |
12時過ぎの各駅停車の電車で40分ほどかけて,フランツヨーゼフ駅に到着。 そこから市電D線で美術史美術館あたりまで行きました。 前回,前々回,ウィーン訪問のとき,リヒテンシュタイン美術館近くのホテルメロディーに宿をとっていました。 D線で毎日,中心部まで出掛けていたので,とてもなつかしく思いました。 今回は時間がないので美術史美術館はパスして,一目さんにMQへ。 |
○ MUMOK(近代美術館) |
MUMOKとレオポルト美術館に行きました。MUMOKは,「Traum & Trauma(Dream & Trauma)」というポスターに誘われて, 入ったのですが,どこでやっていたのかよくわかりませんでした。 わかりにくい美術館のうえになんか不親切。(まあ,こちらが言葉ができないのがいけないのだけれど・・・) ちなみに階段で上がっていったところが4階でここにチケット売り場やショップがあり, ここからエレベーターで一番上まで行き,順次降りて行きます。 でも,6階のフロアー全部での Siamar Polke の作品群には心を奪われました。キャンバス地の代わりに模様入りのテキスタイルを張り,絵を描いたように見える作品です。 (この人のことは知らないので,違うかもしれませんが・・・) |
○ レオポルト美術館の外壁に掲げられていた看板 |
レオポルト美術館に掛けられている看板は,毎回,替わっているのですが,
今回は一分おきぐらいに3枚の絵が替わるという凝ったもの。 そして,やっぱりレオポルト美術館へ。 今回の企画は,オーストリアのアーティスト 1918-1938《ZWISCHEN DEN KRIEGEN (戦争の狭間に)》でした。 ほとんど知らないアーティストばかりでしたが,キルヒナー,ジョージ・グロス風なものや, シュールレアリズムのものもあり,なかなか興味深いものでした。 常設展は,クリムトは風景画などもたくさんありましたが,シーレの作品点数が今まで観たより少なくてちょっぴり残念でした。 どこかに貸し出してたのかな。 |
○ ヨハン・シュトラウス像 |
5時にツアーの人たちと合流するため,ヨハン・シュトラウス像のある市立公園へ。 余裕をもって,4時には,到着。 ベンチにすわって,ヨハン・シュトラウス像の前で記念撮影をしている人たちを眺めて時間をつぶしました。 韓国人の団体客が入れ替わり立ち替わり,記念写真を撮り終わり,しばしの静寂の後,今度は若い恋人たちが時間をかけて記念撮影。 毎日毎日,このような光景が行われているのでしょう。ヨハン・シュトラウスさん,お疲れ様! |
夕食はこの公園内のクアサロンで頂きました。ポテト添えのヴィーナシュニッツェル(仔牛のカツレツ),デザートには,
ザッハトルテ(チョコレートケーキ)とメランジェ(泡立てたミルク入りコーヒー)という絵にかいたようなウィーンの名物でした。
私にとって,この旅行で一番リラックスした最後の食事でした。おいしかった! 10月はじめですが、ウィーンはもう秋深まっていました。 |
以下は,おまけです。 ○ 今回の旅行で手に入れたシーレグッズ |
トゥルンシュタットのエゴンシーレ博物館で手に入れた本と腕時計 |
○ チェスキー・クルムロフのエゴンシーレ・アートセンターで 手に入れた本とビデオテープ(なぜかフランス語) |
どうしても行きたかったクルマウ。
前回,わざわざ行ったにもかかわらず,観ることの出来なかったトゥルンシュタットのエゴンシーレ博物館。
今回の旅行で願いが叶い,満足です。
ノイレングバッハ,ザンクトベルテン,クロスターノイブルグ,なども,行けるものなら,行きたいですが,とりあえずは,
今回の旅行でひとつの区切りだと思っています。 シーレの立体模写ということで初めて作品発表させてもらって,今年でちょうど10年です。 今年はシーレ没後90年にもあたり,なにもかも区切りです。 これから自分自身どのような方向に向いていくのかわかりませんが,より深くシーレの神髄に近づいていきたいと思っています。 どうぞ,これからもよろしくお願いいたします。 2008.3.23 宮崎郁子 |