☆ 個展のお礼とご報告


 スパンアートギャラリーでの人形展も無事終えることができました。2年前,こちらでさせて頂いた人形展は,アデーレとギュータースローの等身大人形を中心に小品も多数飾り, にぎやかで楽しい人形展だったと思います。今回は,力不足は承知の上で,思い切って少ない作品数でじっくり見て頂こうと思いました。シーレの「家族像」と「オーゼンとモア」と いう対照的な2作品でシーレの世界が表現することができればと思いました。見る側の立場で考えると,もう少し数多くの人形が見たいと自分でも思います。 まだまだ考慮の余地があるようです。
 以前,来てくださった方たちも何人も来てくださり,また,今回もうれしい出会いがたくさんありました。
「僕に運ばせてください。」と言って,高速を使わず,岡山から東京まで下道で人形を運んでくださった赤帽の大森さん,本当にありがとうございました。 今回もスパンアートギャラリーの種村さんをはじめ多くの方々のお世話になりました。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

   2006年冬 宮崎郁子

<個展記録>
○ 宮崎郁子人形展 -エゴン・シーレ 未完の《家族》より-
 2006年1月16日(月)~1月21日(土)
 11:00~19:00(最終日は17:00まで)
 スパンアートギャラリー
 〒104-0061 東京都中央区銀座2-2-18西欧ビル1階
 03-5524-3060
 http://www.span-art.co.jp/





    夜のスパンアートギャラリー 歩道から撮影




 家族(うずくまるカップル)[エゴンシーレ 1918 152.5×162.5㎝ オーストリアギャラリー]を元に立体にしました。


 これはクリムトの「接吻」の女の人からイメージでつくりました。
 シーレはクリムトを精神の師と仰ぎ,クリムトもシーレの才能を深く愛していました。


 
  



 
 

      ギャラリー奥から入り口に向けて撮影


 

オーゼンとモア

 個展会場の壁に写真として展示した1枚です。
  
 



 家族像の影の部分としてのオーゼンとモア。



   前回正座させていた「黒い髪の女」が,ポーズを変えて再び登場。
 これも私的には,モアをイメージして作ったものです。
  


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