☆ 展示会のお礼と報告
   Thanks and report of the art exhibition


◎  グループ展   Group exhibition
三人展「花のことづて――ヨシダ コウブン・
 宮崎郁子・檜尾久瑠美」
  Letters with Flowers
 Kobun Yoshida, Ikuko Miyazaki, Kurumi Hinokio
 
開催案内
 三人展のテーマは「いのち」,生そしてそれにつながる死と言うことで, あの中二階の下の暗い小部屋は死を連想させるコーナーでした。
 箱にヒナギクと共に書いたメッセージは,エディットが死の前日, 最後の力をふりしぼって書いたメモを転写しました。
 ヒナギクは私が思うエディットのイメージです。
       実際のエディットのメモ
 死の前日,声も出せないほど衰弱していたエディットが何か言いたそうなのを察したエゴンは とっさにいつも持っている小さなスケッチブックを取り出し,エデイットに書くよう促した。

 「1918.10.27 私は,私はあなたを限りなく愛し,あなたをさらに限りなく, 口では言い尽くせないほど愛しています。     あなたのエディット」

(坂崎乙郎翻訳
  「エゴン・シーレ 二重の自画像」平凡社1998)
   
会場風景  
会場風景
   
会場風景
会場風景
 「花のことづて - ヨシダ・コウブン,宮崎郁子,檜尾久瑠美」展,無事終了しました。
 最終日には,開館時間前から閉館時間後まで,来館者が途切れることなく, 本当に大勢の皆様にご覧頂くことができ,三人とも「今まででこんなに盛り上がった展示会はないよね!」と喜び合い, 感謝のきもちで一杯になりました。お世話になった皆様,足を運んでくださった皆様,いつも気にかけてくださっている皆様, 本当にありがとうございました!
 下の写真は,私のコーナーで一番人気だった「聖者」です。ありがとうございました。

 
2017.12.27

と き:2017年5月30日(火)~6月4日(日)
ところ:岡山県天神山文化プラザ第3展示室 
入場無料  

 花は,同じ種類のものであっても,世界各地に違う名前で呼ばれ,けなげに咲き,愛されています。 しかも,花の姿は,それぞれの場所で,微妙に異なります。それが世界の豊かさをいつのまにか増しているのです。
 わたしたちも,それに見習い,それぞれがそれぞれでありながら、花のように表現の花を咲かせたい思います。

「花のことづて」
 ささやかであっても,気がつくと,どこにでも、そっと咲いている。それが疑い、争い、肩ひじを突き合わせる、 狭い心をやさしく解いてくれる。そのような想いを込めて、陶芸(ヨシダ コウブン), 人形(宮崎郁子)、絵画(檜尾久瑠美)が,ジャンル、世代、性別を越えて表現の花束を捧げます。

2017.2.24 2016.8.22

"人形展記録"に戻る