☆ 展示会のお礼と報告
   Thanks and report of the art exhibition


◎  展覧会  Exhibition
  View of Women

   個展終了

 長かったチェコでの展示も1月末日をもって終了しました。
 なにぶんにもチェコとの連絡が取りづらく,こちらの勘違いもあったりで,わざわざ日本から行ってくださったのに,見ることができなかった方もいて, 申し訳ありませんでした。
 色々ありましたが、入場者数は4万人を超え,チェコの人口(約1,000万人)を考えると,驚異的大盛況で終えることができました。 そして,今回の展示作品すべてをシーレセンターに所蔵して頂くことになりました。まだどのような形になるかわかりませんが。 その時々で展示して頂けるのではないかと思っています。楽しみです。
 本当にありがとうございました。

 写真は,展覧会期間中の11月3日に行われたイベントでの私のギャラリートークの様子と私の友人にお手前をしていただいたお茶会の様子です。


2019.5.19

名 称:View of Women
      Ikuko Miyazaki and her inspiration
        by Schiele
      (宮崎郁子シーレからの閃き)
と き:2018年6月15日~2019年1月末 10時~18時
    10月までは毎日開館,11月からは月曜休館
ところ:エゴン・シーレアートセンター
    チェスキークルムロフ チェコ
入場料:180 CZK(約1000円)
    割引料金あり。
    詳しくは エゴンシーレアートセンター

主 催:エゴン・シーレアートセンター
2018.9.19更新,2017.12.28


 エゴンシーレアートセンターは,ビールの醸造所跡を改築して,美術館にしたもので, 大きなホールや小さい部屋などがたくさんあり,建物としてもとても魅力的です。「View of Women」というタイトルのもと,個展形式で3つの展覧会が3月30日から始まりました。
 今年はシーレ没後100年ですが,チェコのオーストリアハンガリー二重帝国からの独立100周年に当たり, 女性に選挙権など権利が与えられた年でもあります。 そこに着眼して来年2019年1月末まで女性作家だけ8人による展覧会が順次行われます。
 私の展示(Ikuko Miyazaki and her inspiration by Schiele)も6月15日から始まっていて 来年1月末まで展示される予定です。


 昨年12月にチェスキークルムロフに置いて帰った私の等身大シーレを使って, オーストリアの映像作家Bernadette Huberさんがショートアニメを製作されました。


 Bernadette Huberさんと私のシーレ人形
 まるで恋人たちの様です。妬けるわ。

 私の手がシーレの描く手に似ていることに着目した館長さんの助言で, 思いがけず手のモデルに挑戦してみました。
 写真は出来上がったアニメの私の手が写っているところです。一瞬でした。


 少しアニメ製作のお手伝いもさせていただいたら、 お礼にとシーレのラベルが貼ってある特製のビールを頂きました。


 チェスキークルムロフの朝  街は美しく蘇り,このように昔の面影を留めている建物は少なくなった。

 ショートアニメは6月に出来上がり, 私の人形と共に6月15日からシーレセンターの シーレコーナーの一室を使って 展示(宮崎郁子シーレからの閃き=Ikuko Miyazaki and her Inspiration by Schiele) されています。

      個展会場風景

      個展会場風景

      個展会場風景
2018.9.19


   個展予定

 2年前に書いている「エゴン・シーレ没後100年」の個展予定(下記)ですが,ほぼ実現出来そうです!
 今年1月から開催された横須賀での個展を皮切りに来年1月には地元岡山県瀬戸内市で, そして4月から月までチェスキークルムロフのエゴン・シーレアートセンターのシーレ部屋で 展示が決まりました。 詳細が決まり次第アップ致します。
 チェスキークルムロフでの滞在制作も無事終わりました。 写真とともにその様子もアップするつもりでいますので,しばらくお待ち下さい。
 ご期待ください。
2017.12.28加筆

 シーレ没後100年にあたる2018年まであと3年になってしまいました。 1998年に倉敷で初めてシーレ作品を立体にした人形を発表して以来, 「エゴン・シーレ没後100年にシーレゆかりの地での個展」ということが私の目標になりました。
 エゴン・シーレという偉大なアーティストの影響下に入ってしまった私は,ここ数年, 自分の実力以上の制作,発表を続けていることを感じ始めていました。そろそろ, シーレを作り始めた原点の気持ち(私が自由にできる時間もお金もすべてシーレに捧げますという気持ち) に戻り,「エゴン・シーレ没後100年宮崎郁子展」にむけて邁進していきたいと思っています。
 作品発表の機会は少なくなるとは思いますが,制作過程など逐次アップしていく予定です。 これからもどうぞよろしくお願い致します。

 個展予定は2018年に,岡山,チェスキークルムロフ,東京と小さくても, 巡回展のようなものができたらと考えています。実現できたら良いのですが・・・。
 今は世界遺産に登録された中世の面影を残すチェスキークルムロフ(シーレの時代はドイツ語で 「クルマウ」とよばれていた)は,シーレの母親の出身地であり,シーレは生涯この街を愛し続け, その街並みが描かれた油彩画,素描が数多く残されています。
2015.8.28


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