インフォメーション
Information

 
☆ 今後の予定
    Schedule


◎  個 展   Solo exhibition
  「闇に黙せず 宮崎郁子
    ―エゴン・シーレとともに―」


  旧表題「エゴン・シーレ没後100年宮崎郁子展(仮)」

と き:2018年2月17日(土)~3月11日(日)
ところ:瀬戸内市立美術館4階展示室
    岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓4911
主 催:瀬戸内市立美術館
問合せ:〒701-4392
    瀬戸内市牛窓町牛窓4911
    瀬戸内市立美術館
    TEL.(0869)34-3130
    FAX.(0869)34-3438
    E-Mail:bijutsukan@city.setouchi.lg.jp
2017.12.27


◎  展覧会  Exhibition


名 称:未定
と き:2018年4月~12月
ところ:エゴン・シーレアートセンター
    チェスキークルムロフ チェコ
主 催:エゴン・シーレアートセンター
2017.12.28


   2年前に書いている「エゴン・シーレ没後100年」の個展予定(下記)ですが,ほぼ実現出来そうです!
 今年1月から開催された横須賀での個展を皮切りに来年1月には地元岡山県瀬戸内市で, そして4月から月までチェスキークルムロフのエゴン・シーレアートセンターのシーレ部屋で展示が決まりました。 詳細が決まり次第アップ致します。
 チェスキークルムロフでの滞在制作も無事終わりました。写真とともにその様子もアップするつもりでいますので, しばらくお待ち下さい。
 ご期待ください。
   個展予定

 シーレ没後100年にあたる2018年まであと3年になってしまいました。 1998年に倉敷で初めてシーレ作品を立体にした人形を発表して以来, 「エゴン・シーレ没後100年にシーレゆかりの地での個展」ということが私の目標になりました。
 エゴン・シーレという偉大なアーティストの影響下に入ってしまった私は,ここ数年, 自分の実力以上の制作,発表を続けていることを感じ始めていました。そろそろ, シーレを作り始めた原点の気持ち(私が自由にできる時間もお金もすべてシーレに捧げますという気持ち) に戻り,「エゴン・シーレ没後100年宮崎郁子展」にむけて邁進していきたいと思っています。
 作品発表の機会は少なくなるとは思いますが,制作過程など逐次アップしていく予定です。 これからもどうぞよろしくお願い致します。

 個展予定は2018年に,岡山,チェスキークルムロフ,東京と小さくても, 巡回展のようなものができたらと考えています。実現できたら良いのですが・・・。
 今は世界遺産に登録された中世の面影を残すチェスキークルムロフ(シーレの時代はドイツ語で 「クルマウ」とよばれていた)は,シーレの母親の出身地であり,シーレは生涯この街を愛し続け, その街並みが描かれた油彩画,素描が数多く残されています。
2017.12.28加筆 2015.8.28

   チェスキー・クルムロフでの滞在制作

 昨年(2014),チェコのチェスキー・クルムロフにあるエゴン・シーレセンターが, 改装されたシーレのアトリエ付き住居でアーティストインレジデンスを始めるという情報を教えて頂き, 早速エゴン・シーレセンターにメールを入れたところ,2017年11月の一ヶ月間の滞在制作が許可されました。
 観光客の少ない冬にアーティストが滞在制作, 翌夏にその制作された作品をアトリエ内に展示して住居とともに一般公開するというこのプロジェクトは, 今年(2015)の6月から開始されているようです。今年の2月に現地に行き下調べをしてきた感じでは, まだまだいろいろ様子を見ながら計画は変更されていくのかなと感じました。
 まずは,この滞在制作をなんとか遂行し, 小さくても良いのでこの地での私の「エゴン・シーレ没後100年宮崎郁子展 in Krumau」 (気合いを入れるために2011年にこのプロジェクトを立ち上げました)の 足がかりとしたいものです。
2015.8.28

   シーレのアトリエ

 以前,フェースブックに掲載させて頂いたものですが,チェスキークルムロフのシーレアトリエのことと エゴン・シーレセンター設立の苦労話を館長のHana(Hana Jiamusova)さんが書かれたテキストを シーレセンターで買ってきた本から私が要約したものを以下に再掲します。
 写真は2月に行った調査旅行の時撮影したものです。
 また,この建物に気づいた記事(2013.5.28)を 「旅行記」の「チェスキークルムロフ旅行記」のページに掲載しています。
 2015年2月から3月にかけて下見に行ったチェスキー・クルムロフ(シーレはドイツ語で 「クルマウ」とよんでいた)のエゴン・シーレセンターで買った本を今になってやっと読んでいます。 知らなかったクルマウでのシーレの生活がまるでその場に居合わせていたかのように書いてあります。 その中に2017年に私も滞在制作する予定になっているガーデンハウスのことが書いてあったので, 簡単に覚え書きをしてみます。

 1911年5月,シーレは川沿いの斜面にたてられた庭付きの小さな家に一目惚れ。 理解のある家主から無料で借りることができ,多少の手直しをして生活を始めたが, わずか3ヶ月足らずで町の人たちからボイコットされ,引越しを余儀なくされた。
 1913年この小さな家は,改修工事が行われされ,切り妻屋根は,二重勾配の屋根となり, 屋根裏に倉庫も造られた。入口は2階のテラスから入るように作り直されたが, むき出しの大きな窓はそのままで水も電気も配管もなく,若いカップルのために改修されたが 夏期短期滞在がやっとできる程度のものだった。 1942年には,この家を相続していたエリザベス・スプリンガーがザンクトベルテンから家族とやって来て, 戦争から逃れるため,急斜面にも冬の寒さにも耐えて暮らしましたが,1945年にチェコスロバキアに移り, この家はその後約30年間空き屋のままで荒廃していた。昨年から復元工事が進められ,家屋は完成して, アーティストの短期滞在制作の場所として提供されはじめている。
2015.8.28

河原から写した全景

 屋根裏部屋
 (アトリエ)
2階入口から入るリビングルーム
(10畳程度の小部屋で一角にシステムキッチンが据えられていて, 小さなトイレとシャワー室が併設されている。なぜか1階に降りる階段がない)

   エゴン・シーレアートセンター

 チェコで買ったシーレの本には,チェスキー・クルムロフのエゴン・シーレアートセンター設立の 苦労話を館長の Hanaさんが書いています。この情熱あふれるテキストを忘れないよう大まかな内容だけ書きます。
「私」とはHanaさんのことです。

 1989年のビロード革命以後,中世のルネッサンス期の面影が残るチェスキー・ クルムロフの町の復元が一気に高まり,その機運の中で, クルムロフがシーレの母親の出身地であると同時にシーレにとっても生涯の霊感源であったということから, 私たちは,クルムロフでエゴンシーレ展の開催を思い立つが,適当な会場はなかった。 ちょうどその頃,私は,Gerwaid Sonnberger(以後GSと書く)さんと Serge Sabarsky(SS)さんとに運命的な出会いをした。 私達は,クルムロフに国際的アートセンターの建設を思い立った。SSさんもGSさんも,また, シーレ自身でさえチェコスロバキアでは,ほとんど知られてなかったというのに, この米国とオーストリアとチェコの三人組(SS,GS,Hana)は,各方面からの協力支援もあり, クルムロフの国際的アートセンタープロジェクトを成功に導いた。
 私達は約40の建物の中から,旧ビール醸造所であったルネッサンス様式の複合施設を選び, 事実上無一文にもかかわらず,数千万(単位不明)のコストがかかるプロジェクトを実行に移した。 SS・GSチームは,建築学上のアイデアはSSが実行に移し,GSも心はひとつであったが, すべてが順調にいったわけではなかった。文化財と建築の条例に対する指導命令を たくさん破っただろうと私は回想している。SSもGSも,このプロジェクトに人生の喜びを感じながらの冒険であり, 愛と喜びを見いだしたために出来たことであろう。私達たちも彼らと共にこの経験を享受できた。
 まだ修復工事は続きながら,1993年11月に3室を使ってオープンにこぎつけた。 私は,相当に疲れ切っていたが,二人と仕事ができるというチャンスとこの複合施設の完成, 始動を見ることがエネルギーの源になっていた。そして今,展示を行いながら,長年にわたり修復工事も続けられている。 チェコ,オーストリアなど国からの支援にも感謝している。オープン以来,世界各国から, 要人が訪れるようになったが,なかでもチェコのハヴェル大統領の訪問は三人にとっても格別の喜びであった。
 SS,GSからもいろんな形での大きな支援が続けられたが, この町からシーレ財団に無償でこの複合施設が手渡された時には,SSはすでに亡くなっていた。 その5年後,私たちはシーレの数億(単位不明)の価値があるオリジナル作品を盗まれ(今でもこのことは話すのが辛い), その後,病気だったGSが若くして亡くなった。もうこれ以上の不幸は起こらないだろうと思ったが,まだまだ続いた。 2ヶ月後,1000年に一度と言われる大洪水がチェコを襲ったのだ。 しかし,奇跡がおこった! 私達は世界中から,モラルと経済支援を受け取ったのだ。今,ダメージは修復され, 美術館は元通り展示が行われている。
 利益のない文化センターが生き残ることは,いつでも難しい。しかし,今日,ただ一人生き残ることが一番大事なことではない。 並外れた幸運を手に入れるということが一番大事である-- 私のように,すばらしい友達,同僚・・。 私達は,幸運にも国境が開かれるという経験をした。そして,たくさんの国の多くの人たちと出会い, そして一緒に助けてもらいながら,驚くべき一つのプロジェクトを続けている。 私達は多くの悲惨の中から学ぶことができて幸運だった。それが成功へと結びつき 私達の美術館は100万人以上の人々が訪れている。
2015.8.28

エゴン・シーレアートセンター
正面入口



☆ 展示会のお礼と報告
  Thanks and report of the art exhibition


◎  グループ展   Group exhibition
「永遠の幻想・美の幻影展」


    
開催案内   
    
 シーレ作品は幻想でも幻影でもなく、えぐられるほどの実在。生があり死があり性がある。生半可ではない。
 ついつい自己規制をかけてしまうのが情けないけれど、がんばりました。
会場風景
2017.12.27

 永遠の幻想・美の幻影展,無事終了いたしました。

 気がつけば,金子国義,ホルストヤンセン,ハンス・ベルメールの作品と対峙する位置に展示されている。 なんと光栄なこと!
 エゴン・シーレを知り,シーレ人形を作り,初個展の時,「これからの人生の全てをあなたに捧げますから, どうぞ私に作らせてください」とシーレにお願いし約束したことは,忘れていない。

 来年はエゴン・シーレ没後100年の年,この度の展示で私の中では一区切りという気持ちもありますが, また新しい何かが始まる予感もしています。私らしくやっていきたいと思っています。
 これからも見守って頂ければ,たいへんうれしく思います。ほんとうにありがとうございました。

2017.12.27

と き:2017年6月17日(土)~6月25日(日)
    11:00~19:00 (最終日17:00まで)
ところ:六本木ストライプスペース
     東京都港区六本木5-10-33
     ストライプハウスビル 1F, B1
 
      TEL: 03-3405-8108
    入場無料  
主 催: スパンアートギャラリー
問合先   tel. 03-5524-3060
     東京都中央区銀座2-2-18西欧ビル

<参加作家>
    (平面)
浅野勝美,浅野信二,味戸ケイコ,東逸子,
アルフォンス・イノウエ,伊豫田晃一,勝国彰,
金子國義,北川健次,北見隆,清田範男,桑原聖美,
合田佐和子,今道子,高田美苗,野中ユリ, 多賀新,
建石修志,林由紀子,牧田恵実,町野好昭,松島智里,
向川貴晃,山本タカト ハンス・ベルメール,
S・F=ゾンネンシュターン,H・ヤンセン
    (立体)
木村龍,土井典,林美登利,マンタム,宮崎郁子,森馨


 幻想・幻影いうイメージは、実はビジュアル的にとても分かりやすい。
 映画の世界でも「血とバラ」 「ノスフェラトゥ」「ラ・パロマ」「ベニスに死す」「恐怖奇形人間」 「陽炎座」 など枚挙に遑がない。このような映画は、映像美、表現としての美学,美男美女,頽廃美など, あらゆる美を追求し訴える。 それは幻影や美化或は恣意的な創作物が創り上げた抽象と概念の表現方法であると考える。
 そして それは,享受する側には,幻想・幻影が持ち合わせている共通概念を吸収する。 表現者と拝観者の関係性は,そこに強く起因している気がする。
      スパンアートギャラリー 種村品麻


 私も1点展示させて頂きます。どうぞよろしくお願いします。

   2017.6.10
◎  グループ展   Group exhibition
三人展「花のことづて――ヨシダ コウブン・
 宮崎郁子・檜尾久瑠美」
  Letters with Flowers
 Kobun Yoshida, Ikuko Miyazaki, Kurumi Hinokio
 
開催案内
 三人展のテーマは「いのち」,生そしてそれにつながる死と言うことで, あの中二階の下の暗い小部屋は死を連想させるコーナーでした。
 箱にヒナギクと共に書いたメッセージは,エディットが死の前日, 最後の力をふりしぼって書いたメモを転写しました。
 ヒナギクは私が思うエディットのイメージです。
       実際のエディットのメモ
 死の前日,声も出せないほど衰弱していたエディットが何か言いたそうなのを察したエゴンは とっさにいつも持っている小さなスケッチブックを取り出し,エデイットに書くよう促した。

 「1918.10.27 私は,私はあなたを限りなく愛し,あなたをさらに限りなく, 口では言い尽くせないほど愛しています。     あなたのエディット」

(坂崎乙郎翻訳
  「エゴン・シーレ 二重の自画像」平凡社1998)
   
会場風景  
会場風景
   
会場風景
会場風景
 「花のことづて - ヨシダ・コウブン,宮崎郁子,檜尾久瑠美」展,無事終了しました。
 最終日には,開館時間前から閉館時間後まで,来館者が途切れることなく, 本当に大勢の皆様にご覧頂くことができ,三人とも「今まででこんなに盛り上がった展示会はないよね!」と喜び合い, 感謝のきもちで一杯になりました。お世話になった皆様,足を運んでくださった皆様,いつも気にかけてくださっている皆様, 本当にありがとうございました!
 下の写真は,私のコーナーで一番人気だった「聖者」です。ありがとうございました。

 
2017.12.27

と き:2017年5月30日(火)~6月4日(日)
ところ:岡山県天神山文化プラザ第3展示室 
入場無料  

 花は,同じ種類のものであっても,世界各地に違う名前で呼ばれ,けなげに咲き,愛されています。 しかも,花の姿は,それぞれの場所で,微妙に異なります。それが世界の豊かさをいつのまにか増しているのです。
 わたしたちも,それに見習い,それぞれがそれぞれでありながら、花のように表現の花を咲かせたい思います。

「花のことづて」
 ささやかであっても,気がつくと,どこにでも、そっと咲いている。それが疑い、争い、肩ひじを突き合わせる、 狭い心をやさしく解いてくれる。そのような想いを込めて、陶芸(ヨシダ コウブン), 人形(宮崎郁子)、絵画(檜尾久瑠美)が,ジャンル、世代、性別を越えて表現の花束を捧げます。

2017.2.24 2016.8.22
「宮崎郁子 ひとがたのエゴン・シーレ」の 記事は,「エゴン・シーレ」の「人形展記録」へ 移動しました。


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