ギュータースロー
  (2003 宮崎郁子制作)

 エゴン・シーレ
 画家 パリス・フォン・ギュータースローの肖像
 Portrait of the Painter Paris von Gütersloh
 独;Bildnis des Malers Paris von Gütersloh, 1918,
 カンヴァス 油彩, 140.3×109.9㎝,
 ミネアポリス美術館 米
 上記の立体作品です。

 ◎ 素材;木のねんど+ラドール・布,麻,革,グラスアイ等
 ◎ 身長205㎝,球体関節


 とても情熱的で力強く見えるシーレのギュータースロー肖像だが,顔だけ見るとたよりなげで,大きく見開いた目のわりにはおとなしい人のように感じた。 また,シーレの描く顔にしては,骨格がうまく想像できなかった。 ギュータースローの自画像は,もっと飄々とした人物に描かれているし,写真は濃い顔のがっちりした人で,すべて印象が違いすぎ,ますます戸惑ってしまった。 最終的には,多分私の好みの顔になったのでしょう。




 
 画家ギュータースローののびやかで自由で気のよさそうな画風は,シーレとは正反対のように思われるが,その相違点こそが二人を結びつけていた。 シーレにとって,心のゆるせる友人であったに違いない。

 アルベルト・パリス・ギュータースロー作
 Albert Paris Gütersloh
 椅子のある静物
  Stilleben mit Sessel
   1912 油彩/カンヴァス .5×60.0cm


 アルベルト・パリス・ギュータースロー

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