フリーデリケ・マリア・ベール
 (2010 宮崎郁子)

 エゴン・シーレ
 フリーデリケ・マリア・ベールの肖像
 Portrait of Friederike Maria Beer
 独;Bildnis Friederike Maria Beer ,1914

 油彩 キャンバス 190×120.5㎝
 プライベートコレクション

 上記の立体作品です。

◎ 素材;発泡スチロール 布 アクリル絵の具
◎ サイズ;275×115 ×60㎝
 ウィーン工房のドレスを身にまとったフリーデリケをアトリエの床に敷いた毛布のうえで枕を両腕で抱えて寝るポーズを取らせて,上から見下ろすように描いたといわれています。
 (シーレは,事前にフリーデリケ所有のウィーン工房製のドレスの中から4点を選んだという記述が母宛の手紙(1914年10月2日付)にある。この色鮮やかなドレスはその中の1枚と思われる。)
 シーレは,彼女が持参したボリヴィアのおみやげ人形5体を喜んで,洋服の上にばらまき,洋服の模様の一部として,絵に取り込みました。私は,シーレの絵から,人形を取り出し,再びばらまきました。
 そして,シーレが勧めた展示方法に従い,天井に水平につり下げてみました。


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