☆ チェスキークルムロフ旅行記

シーレのアトリエ
Schiele's Studio

 今回の旅行は,Galerie Rudolfinum 企画 Decadence Now ! の洽覧が目的でしたが,時間が取れたので, チェスキークルムロフにも行きました。 Decadence Now ! の記事は,Galerie Rudolfinum 企画展 にあります。
 前回の訪問で場所だけ聞いて,行けなかったシーレのアトリエ。
 またもや,時間がなくて,はっきり確認できなかったのですが,もう家はなくて,公園になっているのかな・・・。
2011.6.2

<後記>
 いえいえ。
 ホームページを読みやすくするために,各ページを改修中, Google マップのストリートビューで道路からの風景で探してみてはどうかということに気がつきました。
 エゴンシーレアートセンター受付のお兄さんによると,
「街の中心から真南へ約500mの川沿いにある。」
とのことでしたので,チェスキークルムロフの周辺図を展開しました。下図がその地図です。
 街の中心から真南へ約500mの川沿いあたりに行き,ブルタバ川の南岸道路から北に向かってストリートビューで散策を続けたところ, シーレのアトリエらしい建物がありました。
 その位置は,図中 A のポイントです。

○ チェスキークルムロフ周辺図
  Cesky Krumlov
Google マップから引用させていただきました。

 下の図1は,チェスキークルムロフの公式ホームページで,シーレのページ ( Parkán no. 343 再々掲) にあるアトリエの写真です。
 図2は,Google ストリートビューで見つけたシーレのアトリエ跡と思える建物です。 壁面色は白色とレンガ色で異なりますが,窓,屋根,入口の構造はほぼ同じです。 塀,横で支えている石壁,後ろの石垣の高さもほぼ同じです。

図1 シーレのアトリエ跡
   Schiele's Studio
図2 シーレのアトリエ跡
   Schiele's Studio
チェスキークルムロフの公式ホームページから引用 Google Street View から引用

 図3は,図2からやや東に寄った位置からの写真です。
 図1で右上に塔が見えます。これを探しました。
 図4は,図3の位置から約 30mほど東に移動した所から北に向かった写真です。 ほぼ同じ構造の塔だと思いますので,間違いないでしょう。
 ちなみに,私の撮影した公園(もしかすると幼稚園?)は,シーレのアトリエと塔の間の石垣の上にあります。 いいところまで行ってはいたのですが・・・そのときは河川敷に降りられそうにありませんでした。

図3 シーレのアトリエ跡
   Schiele's Studio
図4 塔のある家
   House with tower
Google Street View から引用 Google Street View から引用

  ストリートビューで確認すると,橋のすぐ横,塔のある建物に付随する階段(図5)で降りることが出来るようです。

図5 建物に付随する階段
   Stairway with building
図6 階段とアトリエの位置関係
   Studio and stairs
Google Street View から引用 Google Street View から引用

 なお,図7と図8は,シーレ自身が撮影した写真で,Studio として使った garden house と表記しています。
    出典;Graphische Sammlung Albertina,Vienna

図7 garden house (西から)
図8 garden house (南から)
photo by Shiele in 1911 (推定) photo by Shiele in 1911

 今度こそ,シーレのアトリエ跡を訪れたいと思います。

2013.5.28


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